地域で仕事をしていると、時々耳にするセリフ、「ここではこうするものなんだよ」的なやつ。

これ、見えないところでみんなの利益奪ってきちゃってたんだ感、すごく感じます。

既得権益があるところでは相続が重要なのは言わずもがなですが、地方が相対的に、いやところにより絶対的価値の低廉化を引き起こしている昨今、相続人だって負の遺産を引き継ぐのはゴメンだよって、そりゃなっちゃっいます。

そうなると、だんだん「ここではこうするものなんだよ」が宙に浮いてきます。

だから、上から抑えつけられるのではなく、自分たちでこうして行こうという主体性が大事になってくる。

世間では鬼滅の刃の劇場版がたいへんなことになってますけど、人気絶頂作品の原作が、あのジャンプでサクッと完結したり、目先の利益度外視したアニメ制作会社の手間を惜しまない妥協しない作り方を見ていると、「ここではこうするものなんだよ」の呪いを取っ払えた者がリードする世界が確実にあるって思いがしてきます。

「ここではこうするものなんだよ」の呪い、まだまだ根強いですが、それでもずいぶん効力は薄まってきているのを感じます。

とは言え、まだまだしばらくは拮抗した戦いが続きそうです。

バランスとりながら、進んでいきます。